野生生物に注意!!
自然環境豊かな大島小学校区です。シカやイノシシは当り前にいます。もしかしたら山の奥にはツキノワグマもいるのかもしれませんが、不確かな情報で不安を煽るわけにもいきませんので、山に近づく時には周囲の状況に注意してさまざまな生き物に注意しよう!ということにしておきます。
北海道のヒグマのように凶暴ではなく、ツキノワグマは臆病で人間を襲わない、と以前は言われていました。最近はツキノワグマも人を襲ったというニュースが度々聞こえてきます。鹿も猪も熊も自分が生きるために里の作物を食べに来ているだけなのでしょうが、人間との棲み分けが大事です。ヒトが彼らの棲み処に入ってしまっているのかもしれません。お互いに共存できればいいですね。でも、ヒトが襲われてしまうと、のんびりしたことも言ってられなくなります。やっぱり、まずは人間が注意するところからですかね。
サルの目撃情報も相次いでいます。ペットとして飼われているお猿さんは「かわいいね」ですが、野生のサルは引っ掻いたり噛んだりしてきます。彼らも生きるか死ぬかですから、必死ですからね。傷口から細菌が入ると病気をもらってしまうことにもなります。アライグマ、ヌートリア・・などなど、もともと日本にはいなかった生き物も里に近いところにいても不思議ではない時代です。
今日、地域の方から新しい情報をいただきました。「ヒラズゲンセイ」ってご存知ですか?どんな生き物かも想像できないかもしれません。
実は昆虫(つまりムシ)です。色は赤っぽくて、形はクワガタに似ています。ちょっと見ただけではクワガタムシやカミキリムシみたいに、かっこいい!です(約3cm)。正確にはクワガタの仲間ではありません。ツチハンミョウという虫の仲間です。このヒラズゲンセイを触ると炎症を起こすことがあります。黄色い体液にカンタリジンという有毒物質が含まれているそうです。難しい名前は覚えなくてもいいのですが、「この虫を見ても触らないで!」は覚えておいた方がいいでしょう。この虫も本州にはもともといなかった虫だそうですが、大島小学校区内で見られています。
「赤いクワガタだ!」と珍しがって、捕まえる(さわる)ことがないようにしてください。標本をいただいたので、学校でも子どもたちに注意喚起をしたいと思っています。蜂にも蛇にも百足にも注意です。一寸の虫にも五分の魂とは言いますが、仲良くやっていきたいところですねぇ~。
更新日:2025年07月16日 12:55:26