お風呂と言えば・・・

お風呂と言えば・・・

2月6日で「お風呂の日」とお伝えしました。毎月26日を「風呂の日」としてサービスをしている温浴施設もあります。
さて、冬の寒い日に温かいお風呂に入って、しっかりとぬくもることは体温を維持するためにも有効です。私たちは食物から栄養を得て、それを体内で熱に変換して体温を維持しています。湯船に浸かるということは、外から温度を供給されるわけですから体を温めるのにはありがたいことです。熱は一般的に高い方から低い方へ移動します。ですから体外の方が温かいお湯に浸かると熱をもらう形になります。
私が子どもの頃は、「熱のある時には入浴しない」「注射をした日はお風呂はダメ」なんて言っていましたが、最近は「接種日もOK!」「高熱でなければ入浴して清潔にする方がいい」と考え方も変わってきているようです。ケースバイケースですので、お医者さんに詳しくはお尋ねください。いわゆる【諸説あり】ですので、責任は持てません。学級閉鎖の話などを聞くと、このお風呂の話を雑記帳に書いてみようかなと思いました。
さて、湯気の上がる湯船に浸かって「ごくらく、ごくらく~」なんて、イメージは極めて日本的に思いがちです。タオルを頭の上に乗せて、肩までお湯に浸かる映像はニホンザルでも温泉地でポスターになったりします。だいたい、猿はタオルを使いません!温泉があちこちで湧いているのが日本の良いところかもしれません。必ずしも温かいお湯が湧き出ていなくても、温泉成分さえ入っていれば冷泉でも「温泉」です。冷泉でも温めれば温泉として効能が見込めるようです。
さて、西洋の方がシャーわーを浴びて、申し訳程度のバスタブをアワアワにしているのに比べて、ゆったりたっぷりのお湯に入っている日本のお風呂のイメージですが、江戸時代の後期までは風呂というのは蒸し風呂つまりサウナだったと言われます。奈良時代にお寺で病気の治療として蒸し風呂を活用したり、豊臣秀吉の時代も蒸し風呂が主流でした。有馬温泉に何度も来たという話は有名です。戦国武将が刀傷を癒やすために温泉に浸かったという秘湯の由来はあちこちにありますが、考えてもみてください。
電気もガスもない。水道もない。そんな時代にたくさんのお湯を沸かすのがどんなに大変なことか。井戸で汲むか川の水を汲むかして水を溜めるわけです。それをどうやって温めますか?ドラム缶のような金属をみんなが持っているはずがありません。木で作った浴槽なら下から燃えてしまいます。熱い石を水に入れて温度を上げることはできますが、お風呂として入るには量的にも、やけどの心配的にも難しいでしょう。
庶民が銭湯のような施設を利用できるのは江戸後期を待たなければいけなかったわけです。冷たい水で洗うとか、絞った手ぬぐいで体を拭くということは昔からされていました。個人宅にお風呂ができるのはもっと後。共同浴場から時代を経て各家庭のお風呂に進化します。ご存知、五右衛門風呂。私(校長)のおばあちゃんちが五右衛門風呂でした。となりのトトロのさつきちゃんちみたいな感じです。真っ黒くろすけはいませんでしたけど。物心ついたときには家庭風呂でした。五右衛門風呂の板を沈めて(足で押さえるんですけど)、底でひねって固定するのは、正直怖かったです。温度が低いとは言え、釜ゆでと同じ原理ですからね。釜にもそれなりの深さがあって、子どもには入りにくかったです。
さて、現在は電気やガスでお湯を沸かすことも簡単にできます。光熱費はもちろんかかりますが、便利です。蛇口を開くと水と言わずお湯が出てきます。シャワーも特別な装置でもありません。当り前すぎて、そのありがたさを忘れてしまいそうです。ご家族で(年齢にもよりますが)一緒にお風呂に入るのも、コミュニケーションの一つです。まだ片手で子どもをお風呂に浸けて、両耳を片手の指でふさいで、そう~っとガーゼで体を拭いてあげた頃を思い出すと愛しさも格別ではないでしょうか。
お風呂には体温の維持の他に、清潔さを保つことや水圧で体全体が押されることのメリットがあるそうです。シャワーもいいけど、浴槽もね!って感じです。そして、疲れが取れるように錯覚しますが、実は体にはかなりの負担を掛けています。血圧の変化もその一つです。ですから、お風呂がいいからといって、無条件で喜ぶわけにもいきません。高齢の方に限らず、ヒートショックに注意してください。お風呂で体をきれいにして、適度に疲れて、少し熱が冷めてからお布団に入って寝る、これがいいようです。温泉ソムリエでもない私がオススメしても説得力はありませんが。夜は少しぬるめのお湯で、朝は少し高めのお湯で、とも言われます。2月7日、8日とまた寒くなるそうです。湯冷めしないようにして、元気に過ごしてください。来週もみんなが元気に登校してくるのを楽しみにしています!

更新日:2026年02月06日 13:13:30