猪名川町らしい・・・
猪名川町しかも北部らしいなぁと思えることを2つ紹介します。(南部と比べてというわけではないので、気を悪くされないでくださいね)
1.昨日6月11日、南から出勤してくる先生方が「オオサンショウウオいたよね?」という話で盛り上がっています。屏風岩の近くの道端にオオサンショウウオが上がってきて歩いて(!?)いたようです。警察の方もすでに来られていたとか。両生類最大の生物オオサンショウウオが水族館ではなく、道端にいるなんて!!大雨で流されてきたのか、泥水で棲み家から押し流されたのか、あるいは自分からエサを求めて陸上に上がってきたのか、とにかく道端の駐車場にいたそうです。
※国の特別天然記念物なので、捕獲できませんよ!もし見かけても、手を出さないように!陸上ではのんびり屋さんに見えても特に水中ではどう猛です。退化して目が見えにくいため何にでも食らいつくと言われます。手をヒラヒラさせると食いちぎられるので、特に小さい子は注意が必要です!!!捕まえても飼育はできません、天然記念物ですから。一時保護しても放さなければいけませんよ。
昨日、今日とその話をしていると図書室の先生がサンショウウオに関する本を用意してくれました。そう、『まんがで見る猪名川の歴史』という本には、説明役としてサンショウウオ博士が登場します。それほど、猪名川とオオサンショウウオは関連が昔からあったのです。ちょうどこの本を執筆された藤岡眞澄さんが6月29日(日)の猪名川学シンポジウムのお2人目の講師となっておられます。
オオサンショウウオは北部だけでなく白金地区や肝川地区でもいたと聞いたことがあります。猪名川だけでなく、他の川にもオオサンショウウオはいて、昔は食べていたとか、生命力が強くで半分に裂いても生きているので、ハンザキと呼ばれているとか言われます。生野銀山の近くや岡山県北部でも親しまれています。なんと言っても、ハ虫類の前の両生類ですからね。生物としては大先輩です。オオサンショウウオが路上にいるなんて「猪名川町ってどんなに山奥?」って思われそうですが、これも環境が豊かな証拠です。
2.先日、児童が登校班の班旗を落としてしまったのですが・・。
登校班が横断歩道を安全に渡れるように高学年の子が班旗を持っています。先日、歩いている時にそれを歩道の下の畑に落としてしまいました。もちろん、わざとではなかったのですが、取りに行けない所(畑の中)です。畑の持ち主がわかったので、断って入らせてもらおうと訪ねると、「鹿よけの柵もしているし、草も生えているから、先生はここにいて!」とご自分が入られて旗を取ってきてくださりました。昨日の雨で少しぬかるんでいる中を進んで、旗を取ってわたしてくださいました。本当にありがたかったです。大島小学校区の方の温かさを感じました。普段からも見守りで一緒に歩いてくださる方だけでなく、いろんな方が子どもたちに声をかけてくださっています。「地域の子」として見守ってくださっています。「○○さんとこの子」と言って新入生のことも気にかけてくださっています。登下校の道のりの中で声をかけてもらうことで止まりかけた足がまた元気をもらって歩き出せるということもあります。ありがとうございます。そして、それと同時に悪いことをしたら叱ってやってください!それができるのも大島小学校区だと思います。
このHPを載せるに当たって、旗を落としてしまった子には予め了解は取りました。落としちゃったことを責めるつもりじゃないからね、地域の人にありがとうって思ってね。また、地域の人と出会ったら、「この前はありがとうございました」ってキミからも言っておいて。わざわざ探して言ったりしなくていいから。でも、いろんな人が見守ってくれているからね!と伝えています。
班旗は今日から設置された熱中症予防のためのミストシャワーの台に洗ってから干されました。雨でなくてよかった!またこの旗が安全旗として活躍してくれることでしょう。
更新日:2025年06月12日 13:13:13