カテゴリ:その他
体力アップサポーター事業 投げる運動
5月の末にも体幹を鍛える体力アップサポーター事業について紹介しました。今回も体力アップサポーター事業なのですが、今回は特に「投げる力」についてです。全国的な調査の中で「体格」は以前に比べて大きくなっているが、「体力」は落ちている。特に「投げる力」は顕著であるという報告が新聞などで毎年毎年出てきます。40年、50年前は遊びというと野球(ソフトボール)ぐらいしかなかったですが(あくまでも私見です)、今やサッカーにスイミング、ダンスといろいろなスポーツがあり、子どもたちが遊びの中でボールを投げる機会は少なくなっているはずです。スマートフォンやゲーム機でヴァーチャルに遊んでいて投げる力が身につくとは思えません。経験不足は否めません。投げる(投)だけでなく、走ったり跳んだり(走)する経験だって、大島小校区の児童でさえ減っていると思われます。生活環境が4,50年前とは違うのですから。
昔は武田尾まで汽車に乗るために歩いて行ったとか、清和台の坂をバスを押して上がったとか地域の方から伺ったことがありますが、現在では想像しがたいです。
ですから、子どもたちがいろいろな動きの中で、投の力が自然につくような「しかけ」が必要になります。インストラクターの方が、簡単なゲームや動きの中に、体のひねりを入れたり、競争心を焚き付けたりと子どもが知らないうちにのめり込むような導入をしてくださっていました。今日はボールだけでなく、フープを活用し2人組での行動が多かったです。理屈(理論)ももちろん大事なのですが、子どもたちにとっては「まず、やってみる」ことです。失敗しても下手くそでも、何度もやってみること、やってみたいと思えることが大切です。
スポーツテストの成績が良くなるために投の力を付けるわけではありません。みんなが野球選手やバスケットボール選手になるとも考えられません。でも、いろんなことができる力が無いよりは有った方がいいとは思いませんか?同じように蹴る力も支える力も続ける力も可能な範囲で鍛えられればいいと思うのです。全員に同じ力が必要なわけでもありません。でも小学生のうちから必要な力を限定してしまわなくてもいいと思うのです。子どもたちは可能性の塊ですから。今日もニコニコ笑顔で取り組んでいましたよ。
歯磨き指導と並行して実施されていたので、こちらは2校時は高学年、3校時が低学年でした。
インストラクターの方には11月21日にも来ていただく予定になっています。大島っ子の体力がアップしますように!
公開日:2024年11月07日 13:00:00
更新日:2024年11月07日 14:25:00